誕生日は、最も粗末な食事でいい。
この日こそ、母を最も苦しめた日なのだから
徳川光圀
誕生日は豪華でという固定概念を覆すハッとさせられる名言ですね。
徳川光圀といえば、昭和〜平成のテレビシリーズ『水戸黄門』を思い出します。「え~い、静まれ、静まれ! この紋所が目に入らぬか」…。
さて、誕生日ではありませんが、自分なりの解釈で質素な食事を試してみました。
炊きたての白いごはんに梅干しをのせて出汁をしっかりとった具のない味噌汁。
口に運ぶと、米と大豆の旨みが広がっていきます。普段の食事はこの食事に足し算したものであることがわかりました。
“シンプルを試す”ことによって物事の本質が見えてきます。本質を掴むと全体像が見えてきて、飛躍の鍵を探し当てることができるかもしれません。
代沢稲荷神社 宮司