吒枳尼眞天とは

二十四節気
〜季節を感じるこの一句

文・浦川聡子

福寿草
家族のごとく
かたまれり

福田蓼汀りょうてい

1月5日は小寒です。「寒の入り」であり、この日から節分までの約一か月間が「寒中」となります。

 

寄り添うように小さな花を咲かせる福寿草。「福寿」というおめでたい名前から「元日草」とも呼ばれます。黄金色に明るく固まって咲くようすは、まるで幸福な家族のよう。寒さの中にあって、心があたたかくなる一句です。

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