二十四節気
〜季節を感じるこの一句
〜季節を感じるこの一句
むめ一輪
一りんほどの
あたたかさ
服部嵐雪
2月3日は立春です。ずっと立春は2月4日と思っていましたが、最近は変動があり、2021年も2月3日、4年後の2029年も2月3日となります。
掲出句の「むめ」は梅のこと。梅は早春、百花に先がけて咲き、「春を告げる花」の意味から「春告草」の異称もあります。
立春の頃はまだまだ寒さが残りますが、梅のつぼみが一輪、また一輪と開くことによって、少しずつ暖かくなってゆくのです。松尾芭蕉の高弟・服部嵐雪の一句です。