二十四節気
〜季節を感じるこの一句
〜季節を感じるこの一句
流星の
使ひきれざる
空の丈
鷹羽狩行
8月22日は処暑です。「処」は「おちつく」の意味があり「暑さがおちつく」の意。日中は暑さが残っていても、夜になると、心地よい風が吹き渡ります。
流れ星は一年中見られますが、大気が澄んでくるこの頃もっとも目にすることから、秋の季語になっています。
掲出句、空を見上げていると、流れ星がすうっと空を横切った。流れ星は長い尾を引いて横切り消え去りますが、空は広大で、まだまだ空間を使い尽くしてはいないのです。宇宙の壮大さ、ロマンを感じる一句です。