吒枳尼眞天とは

二十四節気
〜季節を感じるこの一句

文・浦川聡子

イースター
空港尾翼
にぎはへり

鷹羽たかは狩行しゅぎょう

3月20日は春分です。春のちょうど真ん中、春の彼岸の中日でもあります。「昼夜平分ちゅうやへいぶんとなる」といい、昼夜の長さがほぼ等しくなります。この日、太陽は真東から出て真西に沈みます。ヨーロッパでは、春分を春の始まりとして大切にされてきたようです。ちなみに復活祭(イースター)は、春分のあとの満月の次の日曜日、2024年は3月31日となります。
掲出句は、イースターの日の空港に飛行機の尾翼がひしめいているという風景。尾翼には航空会社のロゴや国旗のモチーフなどが描かれ、磨き抜かれたデザインで色彩もカラフルです。さまざまな国からの飛行機を見ていると、どこか、旅に出かけたくなります。

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